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【4/17開催レポート】第38回薬理学公開セミナー:Phase separation of CaMKII and synaptic plasticity - CaMKIIの液・液相分離とシナプス可塑性

2024年4月17日、林 康紀 教授(京都大学医学部 医科学専攻 システム神経薬理学)を講師にお迎えし、第38回薬理学公開セミナー “Phase separation of CaMKII and synaptic plasticity - CaMKIIの液・液相分離とシナプス可塑性” が慶應義塾大学信濃町キャンパスリサーチパークにて開催されました。


このセミナーではシナプス可塑性の研究の世界的権威である林康紀先生より、シナプス可塑性の分子機構についてご講演頂きました。林先生の一連のご研究の中で次々と明らかにされてきた、シナプス可塑性に関与する分子群の可塑的な変化について包括的なお話を頂き、更に、近年ご報告されたシナプス後膜を構成する分子群の液・液相分離を介したアッセンブリ機構と役割についてのお話を頂きました。


液・液相分離は、水相の中でダイナミックに形成される細胞内構造であり、近年医学的な重要性が注目されています。教室としても生体内の水分子が関与する現象の一つとして大変興味を持って着目しています。今回のご講演、そしてその後の活発な質疑応答は、水の医学研究の今後の更なる進展に向けて大変有意義なものとなりました。




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