top of page

【告知3/4】第39回薬理学公開セミナー開催「生体組織とラマンイメージング」

執筆者の写真: さやか 小林さやか 小林

第39回薬理学公開セミナーを開催いたします。

*参加自由。皆様のご参加をお待ちしております。


  • 日 時:3月4日(火)15 : 00 ~ 16 : 00

  • 場 所:信濃町キャンパス 総合医科学研究棟 6階会議室

  • 演 題:「生体組織とラマンイメージング」

  • 演 者:杉山 夏緒里 先生

        (防衛医科大学校 防衛医学研究センター 生体情報・治療システム研究部門)

  • 要 旨:ラマン分光法とは、物質へ光を照射した際に得られるラマン散乱光の波長シフトを解析することで、化学組成や分子構造を特定する手法である。ラベルフリーで生体分子をそのまま測定できるため、医学・生物学分野での応用が可能である。近年、ラマンイメージングと多変量スペクトル解析を用いて、マウスとヒトを用いた胸部大動脈瘤の解析を行い、病態特異的なマーカースペクトル成分の同定に成功した。このマーカースペクトル成分の概念を、ヒト皮膚の凹凸構造に特異的な分布を示す幹細胞の識別へ用いた。ラマンイメージングは生物・医学分野に新たな視点をもたらすことができるため、今後さらに他の病態や組織への応用を期待したい。

    <参考文献>"Raman microspectroscopy and Raman imaging reveal biomarkers specific for thoracic aortic aneurysms" Sugiyama K., et al.  Cell Reports Medicine, 2(5):100261 (2021).

  • 主 催:薬理学教室 (担当:安 井 正 人)

  • お問い合せ:慶應義塾大学医学部薬理学教室

Copyright ©︎ Department of Pharmacology School of Medicine, Keio University . All Right Reserved. 

bottom of page